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成果を出すには、待つことも重要

2023.5.26

今回は「待つことの重要性」についてです。


デジタルマーケティングのプロセスにおいて、成果が出るのは時間の問題、後はその時を待つだけ、というタイミングがやって来ます。もちろん戦略や努力の方向性が間違っていないことが前提にはなりますが。


しかし、経営陣が目先の結果を重視し過ぎるあまり、それを台無しにしてしまうことがあります。デジタルマーケティングという手段を「一瞬で成果を出せる魔法の杖」のように思い込んでしまっているからです。以前のブログで書いたMAと一緒のパターンですね。


これまでの経験上、会社や商品に分かりやすい強みが既に備わっていて、かつ競合のプレイヤーが弱い等といった一定の条件が揃えば、すぐに成果が出るケースもあります。ただ、会社や商品は一朝一夕で良くなるものではありませんし、激しい競争環境の中で自社の魅力に気付いてもらうためには、試行錯誤を何度も繰り返す必要があります。つまり、特殊なケースを除き、成果を出すには一定の時間がかかるということです。


デジタルやDXといった言葉が持つイメージのせいか、この領域は最初からスピードや効率ばかりを求めて失敗することが多い気がします。あと一歩のところまで来ていることも多いのにもったいないなと思います。


成功要因をいち早く特定し、成果のシグナルが出ている間は、損切ラインまで待つ。
近頃、そんな腹のくくり方がデジタルマーケティングで成果を出すために必要な気がしています。


そして、少しでも腹をくくってもらいやすくなるように、私たちも覚悟を決めて、仕事のレベル(成功要因の特定と成果シグナルの精度)を高めていかなくてはいけないなと思います。


<追伸>
来月事務所を移転します。場所は麹町です。まだ電話番号が確定していないため、お取引様には追って正式にご案内させて頂きます。